ここまで猫背が様々な精神的な悪影響を引き起こすこと、そして酷いときには自律神経失調症やうつ病を引き起こすということについてお話してきました。

前回記事:>>猫背が自律神経失調症やうつ病の症状を引き起こす!?


今回はさらに猫背による精神的な悪影響やストレスなどについてお話していきます。

猫背は呼吸を浅くする!(酸素不足)

前回の記事でも猫背のせいで呼吸が浅くなり酸素不足を引き起こすというお話はしましたが、もう少し詳しくお話します。

猫背になることで胸が圧迫され呼吸がしづらくなるというお話はしましたが、それ以外にも脳の酸素不足となる理由はあります。


その理由の一つが「猫背が交感神経を促進させる」からです。


交感神経についても前回記事でお話ししましたが、改めてお話します。

交感神経が優位になると、呼吸は自然と浅くなります。

交感神経は興奮をつかさどる神経であり、緊張していると呼吸が浅くなることも体感されていると思います。


猫背でストレスを受け続けると呼吸が浅くなり脳への酸素供給も減り酸素不足(酸欠状態)となり、集中力の低下や疲労感を引き起こします。


ちなみに、副交感神経が優位になるとリラックス状態となり自然と呼吸も深くなります。

逆に言えば、深呼吸すると副交感神経を高めることが出来るとも言えますので、猫背で呼吸が浅くなって興奮状態になっていることに気づいたら胸を張って深呼吸するのが良いです。

猫背が「病は気から」もとい「病は姿勢から」を引き起こす!

身体を前方に屈めて顔を下に向けた状態だと憂鬱な気分になったり、逆に胸を張って前方を見つめると元気になるというのは体感でわかると思います。


猫背だと、当然気分は良くない方向に落ち込みます。

「病は気から」とよく言いますが、この場合「病は姿勢から」と言えるでしょう。


もちろん、これには前述の酸素不足なども影響しているとは思いますが、姿勢が心に与える影響はそれだけでは語れないほど密接な関係にあります。

姿勢が悪いだけで各種パフォーマンスが下がってしまうのは、スポーツをやったことがある方ならよくわかるのではないでしょうか。


やはり、気分が落ち込みがちな方は猫背に気づいたら胸を張るということを覚えておけば前向きになれると思います。

猫背が「小声」や「聞き取りづらさ」を引き起こす!

猫背になっていると下を向きがちになり、声も出しづらくなります。

誰かと会話をしているときに猫背状態で下を向いていると、猫背のせいで声が小さくなりがちですし、口が相手の方向を向いてないので相手にとっては話が聞き取りづらい状態になってしまいます。

また、耳も相手の方を向いていないので相手の話も聞き取りづらくなり、お互いに聞き取りづらいという良くない状態になります。


この状態だと対人関係に支障をきたします。


対人関係に支障をきたすということは当然ストレスが溜まってしまう状況になってしまいます。

ストレスが溜まると余計猫背になりますしいいことなどありません。


ですから、会話をするときなどは猫背ではなく胸を張るようにしたほうが良い訳です。


また、この際に丹田(下半身)に力を入れるといいです。

丹田に力を入れると、自然と姿勢は良くなりますし呼吸も腹式呼吸になります。

そして声のとおりも良くなり力もみなぎってくるようになります。


マンガなどで「チャクラ(エネルギー)はへその下で練るんだ!」などと言われたりしますが、これはあながち間違っていないどころか大正解なわけです。

猫背が引き起こすメンタルへの悪影響は数知れない!

以上、ここまで猫背が心身に与える悪影響についてお話してきました。

・自律神経を圧迫する(交感神経が優位になり興奮状態となる)
・呼吸が浅くなる
・姿勢の悪さがメンタルの悪さに繋がる


ことが原因で、

・疲れやすくなる
・集中力が欠如する
・緊張しやすくなる
・イライラしやすくなる
・ストレスを受け続けた状態になる
・パフォーマンスが低下する


といった様々な数えきれない悪影響が表れてきてしまうのです。


このように、出来れば猫背になんてなりたくないのですが、残念ながら日本人はもともと猫背になりやすい体質という事実があります。

日本人は猫背になりやすい

日本人は「猫背になりやすい体質」なのは何故でしょうか?

それは、昔の日本人が農作業(特に田植え)を体を屈めて行ってきたので、猫背体質が遺伝として受け継がれてきたからです。


日本人以外の外国人の場合、狩猟民族が多く槍や弓矢などを使って狩りをしていたため、日本人に比べて猫背になりにくいのです。

また、「椅子に座る」か「地面に座る」かといった文化の違いなどもあると言われています。


昔の日本人の話だけでなく、現代の日本人でも姿勢が悪くなる要因はたくさんあります。


代表的なのがスマートフォンやパソコンでしょう。

スマホやパソコンをいじるとき、どうしても姿勢が悪くなってしまいます。

画面をのぞき込むときに頭が前に出てしまうからです。

(これに関しては日本人だけというわけではありませんが)


とにかく、日本人は色々と悪影響が出やすい猫背になりやすい遺伝子が受け継がれてしまっています。


しかし、あきらめる必要はありません。

猫背を治す方法はいくらでもあります。


次回の記事では猫背を治す方法についてお話していきたいと思います。

>>ストレスやうつ病に繋がってしまう猫背の治し方とは?