今年2017年の流行語大賞が発表されましたね。

たまたまテレビで見ていただけなんですが、その中に「うつヌケ」というワードがあったことに驚きました。


「うつヌケ うつトンネルを抜け出した人たち」
というタイトルの本のことを指しているんだと思いますが、そんな流行語大賞になるまで流行っていたとは知りませんでした。




私も実際に読んでいて、結構ためになることが多くて読んでよかったと思っています。

(ただし、絵柄が好みじゃなかったので永田カビさんのようなイラストだったらもっと好きになっていたかもしれませんが・・・)


そんなうつヌケがどんな内容なのかについて簡単に紹介したいと思います。

うつヌケとは?

うつヌケとは、
「うつから抜け出した人たち」
のことを指します。

略して「うつヌケ」というわけです。


そして、書籍の「うつヌケ」はそんなうつヌケをした人達の紹介をしていくマンガとなっています。


しかし。

「うつヌケ」とはタイトルに書いてあるものの、その登場人物は完全に鬱から抜け出している人というのは実はそんなに多くなかったりします。


正確に言うと
「うつ病の症状は大体起きなくなっているけど、時々ぶり返してしまうときがある」
という状態の人が多いです。


とはいえ、基本的にうつ病の症状が発症していない状態にまで回復している人たちはうつを抜け出した「うつヌケ」と定義されています。

うつヌケには鬱を抜け出すヒントがたくさん!

うつヌケの良いところは、鬱を抜け出すためのヒントがたくさんちりばめられているところです。


たとえば、筆者が毎朝意識がはっきりしていないときに「自分は自分のことが好きだ!」というアフォメーションをするというお話や、他人から自分のことを認められることの重要性を説いていたり(それをしてもらえたら苦労しないとも思ったりもしますが)、「あるがまま」をとく森田療法という存在を紹介してくれたり・・・

とにかくたくさんのヒントが書かれているので、うつ病で悩んでいる人は読んでみて損はないと思います。

なにより一番良いと思った点は・・・

私が読んでいて、それらの「うつ病から抜け出すヒント」が多かったのも良い点だとは思ったのですが、それ以上になにより
「うつ病で悩んでいるひとがこんなにもいるんだ、そして長いうつ病生活から抜け出すことが出来るんだ」
という気持ちの共感と希望を持てることだと思います。


作者を含め実に16人のうつヌケをした人たちのインタビューがうまいことマンガ形式で描かれていて、みんなそれぞれ違った絶望やうつの症状で悩んでいることがよくわかり、それぞれ共感できたりします。


そして、人それぞれうつのトンネルを抜け出す方法が違う、つまりうつ病が治るきっかけは一つじゃないという希望が見えてきたりもします。


まぁ、逆に言うと全く共感できなかったり参考にならなかったりするパターンもあったりもします。

16人のパターンがあるわけですから当然ですよね。

でも、全く共感できないパターンでもそれはそれで、
「そういう人もいるのか・・・」
という気持ちになり、ある意味では参考になります。


うつ病の人は一読の価値あり!

というわけで、私はうつヌケを読んで「良かった」と思っています。

私の場合はうつヌケは実際に役に立ったかどうかと言えば、半分イエスで半分ノーです。


先述したとおり、たくさんのうつ病から抜け出すヒントがあったのですが、私は栄養療法と薬物療法を基本にしていてそれでほぼ「うつヌケ」できているので、そこまで為になったわけではありません。

ただ、やはり16人のインタビュー自体が読み物として面白く、気持ちも楽になったのでその点では読んでよかったと思います。


というわけで、うつ病の人で「うつヌケ」をまだ読んでいない人は一読の価値はあると思います。