うつ病を悪化させないために「考えない」

「考えないようにする」という方法がうつ病に効果があるというのは、昔から知っていて、実際に試していた時期もあります。

でも、どんどん記憶力や思考力が低下していっていることに気づき、
「『考えない』という方法は馬鹿になってしまう、やめよう」
と思ってその方法はやめることにしました。


しかし、今は「記憶力や思考力の低下は『栄養不足』が主な原因」ということがわかっています。

「考えない」ことが原因ではなかったんです。


延々とループするような答えが出ないことは「考えない」ようにしてから、むしろ明らかに症状が和らいでいるのを実感できています。


もしかしたら「考えない」ことが思考力を下げる、という可能性もあるかもしれません。

ですが、それでもあの地獄のような苦しみを味わうようになってまで「考える」必要があるとはとても思えません。

それは賢い方法ではなく「考えない」ほうがうつ病への対処として賢いと思います。

元気な時は「悩まない」性格だった

小さい時の事を思い出します。

まだ元気で頭も良く人気者だった小学生時代。

嫌なことがあっても「嫌なことを考えても仕方ない!」としっかり割り切っていて、嫌なことは考えないようにしていました。

今思えば、しっかりとしたストレスへの対処ができていて健康的だったのだと思います。


中学生時代になり、いじめにあってからは「ストレスと向き合わないとどんどん症状は悪化していく」というのをどこかのサイトで読んで、それを信じてなるべくストレスと向き合うようにしていきました。

その結果が、今の鬱病に悩む私に繋がってしまったのです。

誤解されないための「考えない」についての補足

非常に長くなってしまいましたが、これが私の体験談、そして「考えすぎる」ということが地獄の苦しみを生み出すという理由、その対処法は「考えない」ようにすること、というお話しをしてきました。


ここで「考えない」ということについて誤解されないように補足をしていきます。


まず、日常生活でなるべく「考えない」ように過ごすわけですが、「なんでもかんでも考えない」わけではないです。

「嫌なことやストレスについて、特に答えが出ないようなことについては『考えない』」ようにするということです。



もちろん、ストレスを放っておくのもあまり良くないので本を読んだりネットで調べればすぐに解決するようなことは解決するべきだと思います。

しかし、「答えがそう簡単に出ないこと」について延々と考えるのは本当に危険です。


また、「考えない」ように過ごすと言っても日常には様々なストレスがあります。

日常のストレスにいちいち悩むようでは、神経をすり減らし尋常じゃなく疲れてしまいます。

だから基本的には「考えない」というスタンスでいいと思います。


別に頭で言葉に起こして考えなくても、日常生活は普通に過ごせます。

言葉にしなくてもやるべきことはやれますし、会話だって自然と出てきます。

別の言い方で言えば「自然体」という言葉がしっくりくるかと思います。


「考えないようにする」ということが「考えている」と難しく考えてしまうかもしれませんが、わかりやすく言うと「ぼーっとする」とか「頭の中で言葉に起こさない」といった感じになるかもしれません。

そうはいっても「考えてしまう」という場合は、掃除とかをするといいかもしれません。

掃除をしていれば「無心」になるときがあると思います。

その感覚で日常を過ごせばいいんです。


無理やり「考えない、考えない」と考える必要はありません。

考えてしまっても別にいいんです。無心になれたらいいなぐらいでいいんです。

難しく考えなくていいです。


あとは
・高望みしない、諦める心も持つ、妥協をする
ということが大事なのかと思いました。


例えば二人きりできまずいからといって(なんとかしなきゃ)と無理に会話をひねり出そうとしても、大抵うまく行きません。

別にきまずくてもいいんです。

今の自分は病気で普通の人とは違うから、会話がうまくいかないのは当たり前なんです。


無理に会話しようとして、余計にぎこちなくなって疲労感が溜まっていくんだから、無理に話す必要はない、というか逆効果なんだから、しゃべる必要はないんです。

聞き専になって、相手が話しかけてきたことに対して答えられればそれで十分と思うようにしました。


もちろん、本当は仲良くなりたいですし、つまらないやつと思われ嫌われたくないはないです。

しかし、「高望みして異常な疲労を生み出すよりはマシ」だと思えるようになりました。


つまり、高望みしないとか、妥協をするということです。

諦め、というと悪い印象をもつかもしれないですが、高望みをしないと考えれば納得できるかと思います。

「会話を返す」とか、ちょっとずつ出来そうなことをやっていけばいいんです。

それも難しいなら「挨拶だけはする」とか、ハードルを下げていけばいいんです。


私の例で言えば、仕事に対して「通勤時間や夜勤、社会保険については妥協しよう」となります。

日常では「考えない」だけでいい

ここまでごちゃごちゃ補足をしてきましたが、いちいちこれらを気にする必要はありません。

誤解を防ぐために説明しましたが、「難しく考えてしまう」のはうつ病の人の悪い癖です。


日常を過ごすうえでは「考えない」、この一点だけでいいと思います。


補足については頭の片隅に置いておけばいいです。

考えすぎると自律神経が乱れる

この「考えない」とか「高望みはしない、諦める、妥協する」といった考え方は、「自律神経を乱さない」ということにも繋がっていきます。

詳しくは『自律神経を整える「あきらめる」健康法』という本を読んでみてください。


「考えすぎる」ことは自律神経を乱し、うつ病に大きな影響を与えます。

考えすぎること自律神経が乱れるのだから、うつ病が悪化するのは当たり前なのかもしれません。


「諦める」、この心境になるには最初は大変かもしれませんが、自律神経の乱れがどれだけ悪影響がでるかということについて分かればできるようになると思います。


以上、長くなりました「うつ病の人は絶対に『考えすぎる(悩みすぎる)』ことはしていけない」という記事でした。