血流が心と体のすべての悩みを解決する

この本は「血流を増やして、心と体のすべての悩みを解決する方法」を書いた本です。

~中略~

心と体のすべての悩みの原因は、血流にあるのです。


冒頭でこのようなことが書かれていて、一気に読んでしまった本が『血流がすべて解決する』です。

血流がすべて解決する

今まで、心の悩みというのは、「精神科」や「メンタルクリニック」、「カウンセラー」といった職業があるように、精神的に解決していくものだと思っていました。


しかし、最近になって『脳を鍛えるには運動しかない!』や『なぜ、「これ」は健康にいいのか』(自律神経に関する本)を読んで、心の悩みは思っていた以上に身体の影響が大きいということを知りました。

そして、運動や自律神経を整えることがなぜ大事なのかということを、決定的に裏付けてくれたのが、この『血流が全て解決する』です。


心の悩みを解決するために運動や自律神経を整えることが推奨されているのですが、なぜそれらのことをするのかと言えば、一言でいえば「血流を良くするため」です。


血流を良くすると、なぜ心の悩みまで解決できるのか?

その答えがこの本に書いてありました。


「自分に自信が無い」
「いつもイライラしている」
「ストレスに弱い」
「やる気がでない」
「三日坊主で長続きしない」


そんな悩みを抱えている方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。


それでは『血流が全て解決する』についてレビューしていきたいと思います。

その不調の原因は全て血流にあった

血流といえば、「血流をサラサラにする」ということの重要性がメディアでも良く言われています。

そのために、生の玉ねぎをオニオンスライスにしたり、納豆や青魚を積極的にとるようにしたり、イチョウ葉サプリをとったり、水をたくさん飲むようにしたり努力してきた方も多いと思います。

でも、その努力に反して、あまり効果が出ないと思ったことも多いのではないでしょうか。


その理由について、このように書かれています。

これまでにたくさんの女性の相談を受けてきた結果、大多数の女性にとっては血液をサラサラにしても、血流はよくならないことがわかりました。

それは、女性の血流が悪い原因が血液ドロドロではなくて、「血の不足」にあるからなのです。

誤解を恐れずにいいますが、血が足りない人がいくら血液をサラサラにしても、まったくの無駄です。

~中略~

方法が合っていないのです。

そもそも血が足りていないので、せっかくとった栄養やサプリメントさえも全身に届かない状態です。


この本の著者は漢方薬剤師の方です。
婦人科系の分野を専門としていて、本も女性向けに書かれていますが、男性にも参考になると思います。


この著者が漢方相談の現場で見てきた方は、実に9割以上の方が血が足りていないそうです。

相談を受ける方が血流が悪いのはそれはそうかもと思われるかもしれませんが、日本の女性は妊娠検診の際、4割の人が貧血状態が見られるそうです。

これは先進国の中でも相当悪い数字で、日本人全体が血液不足だといえます。

鉄不足によって負の感情が生まれてしまう

さて、ここまで日本人の多くが「血不足」ということをお伝えしてきましたが、それは不妊に悩んでいる方など体の悩みを持っている方だけではありません。

精神的に悩みを抱えている方も同様に「血不足」なのです。


なぜ、血不足が精神に影響を与えるのでしょうか。

血流が減ると、うつ、落ち込み、イライラといったマイナスの感情が出やすくなります。
それは脳の血流が不足するためです。

~中略~

慢性的に脳の血流が悪化すると、脳はいつも通りの活動ができなくなり、深刻な影響が出てきます。
気持ちが沈みがちになり、記憶力も低下してしまいます。そして、うつや認知症のように、感情や記憶といった働きへの悪影響も現れます。

うつが回復しても再発する人がいますが、再発の際には、脳の血流が急激に減ってしまっていることもわかっています。


つまり、
「脳の血流が足りなくなり、脳の働きに悪影響が出る」
ということです。


「脳の血流が足りない」だけでは、わかりづらいかもしれませんので、もう少し詳しくお話しします。

それは、脳の精神に大きな影響を与えるホルモンが関係しています。

血流不足だと、幸せを感じられなくなってしまうのです。

脳の中には感情や精神に関係するホルモンがあります。

精神を安定させて幸福感を抱かせる幸せホルモン、セロトニン。
向上心やモチベーションを固めてくれるわくわくホルモン、ドーパミン。
物事への意欲の塊であるやる気ホルモン、ノルアドレナリン。


この3つのホルモンは非常に重要で三大神経伝達物質とも呼ばれ、不足したりバランスが崩れてしまったりすると、たちどころに心の状態が悪くなってしまいます。

生理前に落ち込んだりネガティブ思考になったりする女性も多いですが、これは、一時的にセロトニン不足によってもたらされていることがわかっています。

~中略~

考え方や食事によって、脳内の幸せホルモンを増やす方法も提唱されていますが、鉄が不足すると、そんな努力はまったくの無意味になってしまいます。

どれだけがんばったとしても、心のホルモンをつくること自体ができなくなってしまうからです。

~中略~

やる気がない、不安になる、イライラするといった負の感情が、血流のせいで生み出されてしまうのです。


つまり、
「血(鉄)が足りないことにはセロトニンなどを作ること自体が出来なくなってしまう」
ということです。

当サイトでも、栄養療法を行ってセロトニンなどを増やすということを推奨していますが、そもそも血が作られない状態だとセロトニンなども作られないので、血を増やすことはとても大事になります。

考え方ではなく血流を改善しよう

ここまで述べてきたように、血流が悪いとセロトニンなどの脳内の精神安定物質が上手く作られず精神的に不安定になります。


一般的には、「やる気が無い」や「不安になる」「イライラする」といった症状の対処法としては、「考え方を変える」という方法が流行っています。

最近は、『アドラー心理学』の本が書店でよく並んでいますよね。

同様にビジネス書や自己啓発本も人気でお店に並んでいます。


これらの本を読んで「やる気を出そう」「他人の言うことをいちいち気にしない」など考え方を変えようと努力した方も多いと思います。

しかし、挫折してしまった方も多いと思います。


上手く行かなかったのは、あなたの性格のせいではありません。努力が足りないわけでもありません。

血流が悪いだけなのです。
血流が悪く、必要な栄養素が足りていないからやる気が起きないわけで、血流を改善すればいいのです。





長くなりましたので、続きは次の記事で紹介していきます。

>>次回記事:血流が悪くなる3つの原因とは?【チェックリスト付き】