前回の記事では、自律神経のバランスが乱れる一番の原因として「興奮」することが挙げられ、その対策としては「ゆっくり」と「音楽を聴く癖をつける」ことが自律神経を整えるために効果的というお話をしました。

前回記事:>>自律神経のバランスを整えるために一番重要なこととは!?


今回は「睡眠不足」や「運動不足」がいかに自律神経を乱れさせているかについてお話をします。


「睡眠不足や運動不足が健康に悪いなんてことは知ってるよ!」

と思われるかもしれませんが、うつ病の症状やストレス耐性を改善したい方はきちんと「なぜそれが健康に良い/悪いのか」というのを理屈で知っておくべきだと私は思います。

なぜなら「健康に良い/悪い」の情報だけでは動機が弱く、人は動かないからです。


前回の記事でゲームやギャンブルによる興奮が体に悪いというお話をしましたが、それはなんとなくわかっているだけではなかなか辞める決心がつかないと思います。

今回の記事でも、
「夜にしか遊べないし多少の寝不足は仕方ない」
「運動なんて面倒だしあまりやりたくない」

と思われている方でも、早寝早起きや運動をしたくなるように解説していきたいと思いますのでどうぞ読み進めていってみてください。

なぜ睡眠不足が自律神経の乱れに繋がるのか?

なぜ、睡眠不足が自律神経の乱れに繋がるのでしょうか。


副交感神経は「夜」の神経でリラックスをつかさどるというお話をしましたが、人は夜になると自然に副交感神経が高まりリラックスして眠気が生じるようにできています。

しかし、スマートフォンやパソコンをいじっていると、脳が夜と認識せずに交感神経が優位なまま副交感神経が優位にならずにリラックスできません。

当然、副交感神経のレベルが低いままではリラックスできず、なかなか眠れませんし寝ても睡眠の質は悪くなります。


さらには副交感神経のレベルが下がったまま朝を迎え、朝には交感神経が優位になるので副交感神経が優位になるタイミングを失い、副交感神経のレベルが極端に低いまま一日を過ごす羽目になってしまうのです。

これでは日中に落ち着けなくなってしまいまし、体調が悪くなってしまうのも当たり前です。


したがって、夜は早めに寝る準備をして「早寝早起き」をすることが自律神経のバランスを整えるには重要なことなのです。

具体的には、6~7時起きの22~23時で8時間睡眠がとれるのが理想です。
(寝すぎは逆効果になりますので注意)


また、単純に睡眠は心身の回復に重要かつ基本的なのももちろんいうまでもありません。

なぜ運動不足が自律神経の乱れに繋がるのか?

運動不足が自律神経の乱れに繋がるのはなぜでしょうか。


運動は「アクティブ」な行動です。

アクティブな行動をとるということは交感神経を優位にします。


こう言うと「交感神経が優位で副交感神経のレベルが低い人が多い」のですから運動は逆効果に思えるかもしれません。


確かに運動は交感神経を優位にしますが、しかしそもそもなぜ自律神経の乱れが悪影響を及ぼすのかということを考えると「血流が悪くなるから」です。


運動は、全身を動かすことで心肺機能を活発にしてくれて血流が良くなります。

したがってトータル的に見れば自律神経(血流)を良くすることに繋がるわけです。


また、運動不足だと血液を送る筋力が衰えるため血流が悪くなりがちになり、それが自律神経の乱れをさらに引き起こすとも言えます。

家で寝転がってゴロゴロしていると体調が悪くなってしまうという体験をしたことがある人は多いと思いますが、これも血流が悪くなっているためです。


だから、なるべく家でゴロゴロ過ごすより外で運動をする時間を増やしたほうがいいのです。


とはいってもそれが大変だという気持ちもよくわかります。

それでも、家で気分が悪いままゴロゴロしているのに気づいたら、ちょっと外に出るだけでも効果があるので外出して気分転換してみるようにすると良いです。

気温や気圧など様々な外的要因が自律神経を乱れさせる

激しい気温差があるときや、気圧が極端に変わる日などに体調を崩した経験があったりはしませんか?


自律神経は、気温などの様々な外的要因によってもバランスを崩してしまいます。

また、嫌なことがあってストレスを受けたりした場合も自律神経は崩れます。


これらの外的要因は防ぎようがありませんし、どうにかしようとするのも難しいです。

よく言われることではありますが、「自分でなんとか出来ないことについて悩んでも解決しない(エネルギーの無駄遣い)」ので余計にストレスや疲労を溜めてしまいます。


一つ言えることは、もし外的要因によって体調が悪くなった場合などは、ときには無理をせず休養を取るという考え方も大事だということです。

ただ、さきほども言いましたが家でゴロゴロするよりは気分転換に外出するという「アクティブ・レスト」という休養の取り方のほうが好ましいです。

まとめ

以上、自律神経のバランスを整える方法の紹介でした。


まとめると、特に重要なのが

★興奮しない
★ゆっくり(呼吸や音楽)


という点で、その他にも

・睡眠不足の解消
・運動不足の解消
・調子が悪いときは無理をせず休む


というのが自律神経のバランスを整えることに繋がります。


自律神経のバランスが乱れていると、血流や腸の調子が悪くなり栄養不足やエネルギー不足によりうつ病の症状などが出てきますし、栄養療法や薬物療法の効果も薄くなってしまいます。

そのせいで余計に自律神経のバランスが乱れる「負のスパイラル」にも陥ります。



ですから、うつ病の症状やストレス耐性を改善していくために自律神経のバランスを整えることが非常に重要なのです。


ここで紹介した「ゆっくり」や「音楽」などを活用して、意識的に自律神経に良い生活習慣を身に着けていきましょう。


また、睡眠(早寝早起き)に関しては下記の記事で詳しく書いてありますので良かったら参考にしてみてください。

参考記事:不眠症で悩む人が早寝早起きするためのオススメの3つの方法