前回の記事では、うつ病の人でも対人関係で悩まなくなるコツのその1として「うまくやろうとしない」というお話をしました。

「仲良くなりたい」「うまくしゃべらなきゃ」と意識すればするほど逆にうまくいかなくなってしまうというお話でした。

前回記事:>>うつ病における対人関係、コミュニケーション、人付き合いの基本とは?


今回の記事では、「うまくやろうとしない」ことを意識しつつ、とはいえ改善を図るために「一つのことだけを意識しておく」ということについて解説していきたいと思います。

なぜ対人関係が苦手なのか?

人付き合いを改善するために「一つのことだけ意識する」と言いましたが、その前に大事なことを少しお話させていただきます。


対人関係の悩みというのは様々あると思います。

「変に思われたらどうしよう」
「ダメなやつ、つまらないやつと思われたくない」
「緊張したくない」
「嫌われたくない」
「うまくしゃべれない」

などなどです。


このように悩みは色々とありますが、解決していくには
「会話が出来る(続く)ようにしていく」
ことを、まずは最初に考えるべきことだと思います。


上記のような「嫌われたくない」「緊張してしまう」というのは、結局のところ「会話が上手くできない(続かない)」ことが原因の可能性が高いからです。


そして、人付き合いが下手な人は「会話の基本」すらわかっていない人が多いのです。

(偉そうなことを言っていますが、私も「会話の基本」すらわかっていませんでした^^;)


「会話が上手くできない」⇒「沈黙がきまずい」⇒「人付き合いが怖くなってしまう」
という流れになっているわけですね。

人は「沈黙を嫌う」という事実から目を背けない

当たり前ですが、基本的に人は「沈黙」を嫌います。

他人と気まずくなってしまう理由の第一位が「沈黙がきまずい」ではないでしょうか。


ですが、対人関係に関する本などを読むと、よく「聞き上手になろう」とか「沈黙になってもいい」ということが書いてあったりもします。

しかし、それを鵜呑みにして「相手が何か言ってくるのを待とう」とか「下手なことを言わないように黙って居よう」と勘違いしてしまうと私みたいに苦労することになります^^;


さて、前置きが長くなってしまいましたが、では「沈黙を失くすためにはどうしたらいいか」=「一つのやるべきこと」についてお話していきます。

うつ病の人でも対人関係で悩まなくなるコツその2「気になることを質問する」

頭の片隅に置いておくべき「一つのやるべきこと」とはずばり、
「質問をすること」
です。

会話の基本というのは、お互いに質問をしあうこと、と言っても過言ではありません。


自分が気になることをガンガン質問していく。

これが出来れば会話はうまくいきます。


気になることはどんどん質問していい!

さて、こうはいっても質問をするのが下手だったり苦手だったりすると思います。


例えば、会社の上司で
(この人結婚してるのかな・・・?)
と気になっていたとします。

ただ、この場合、
(プライベートな家庭のこととか聞いちゃうのは失礼なのかな・・・)
などと考えてしまう人は多いと思います。


他にも、バイト先の同僚で
「自分は専門学校にいってるんですよ~」
と言われたときに、
(専門学校に行ってるのか・・・でも何の専門学校に行ってるのか聞いてもいいのかな?自分で「〇〇の専門学校」と言わなかったから言いたくないのかな・・・)
などと気にしてしまったりもします。


このように、気になることがあってもそれを聞いていいものかと躊躇してしまう人は、特にコミュニケーションが下手な人には非常に多いです。


しかし、これを自分に置き換えてみましょう。

「結婚されてるんですか?」
とか
「どこの専門学校(学部)に通ってるんですか?」
と聞かれたとして困りますか?

多少は言いたくない気持ちを持ったりもするかもしれませんが、
「いや~、独身なんですよ~」
とか
「プログラミング系の専門学校に行ってるんですよ~」
とあまり気にせずに普通に答えると思います。


少なくとも、それを聞いてきた相手に
(この人失礼だな・・・)
とは思わないのではないでしょうか?


もちろん、そこからずけずけと、例えば
「奥さん(旦那さん)とはうまくいってるんですか?」
とか、
「プログラミング系の会社って、ブラック会社が多そうですよね~」
という深い質問をすると、そこまで仲良くなっていない状態でいきなり聞かれたら失礼だと思われてしまうかもしれません。


ちなみに、私だったら上のようなことを聞かれても気にしません。

あなたはどうでしょうか?


まぁとにかく、いきなり深い話題を質問するのはやめたほうが無難だと思います。


ですが、先ほどもいったとおり、軽くプライベートについて質問する分にはまったく問題ありません。

(彼氏(彼女)いるのかな・・・?)
と気になったら躊躇せず質問してしまえばいいのです。


何か気になった時に(これは聞いてはいけないのかな・・・?)と思い込んでいる人は非常に多いですが、相手からすれば(それは聞かれたくない・・・)と思ってる人はほとんどいません。

中には多少は聞いてほしくない地雷なこともあるかもしれませんが、ほとんど無いと思って大丈夫です。

少なくとも深すぎる質問でなければ大丈夫です。


(聞いてはいけないのかな・・・?)
という思い込みを打ち破って
(聞いてもいいのでは?)
という範囲をどんどん広げていきましょう!


人は本来自分の話を聞いてほしい生き物

もう少しだけ補足しますと、人は自分の話を誰かに聞いてもらいたいという欲求を本能として持っています。

子供を見ればわかると思いますが、
「聞いて聞いて!」
「見て見て!」
といったように、自分のことをとても話したがります。

さきほどの例でいえば、たとえば私が
「彼女はいるんですか?」
と聞かれると多少はズキッとするのは事実ですが(笑)
「いやー、いないんだよ、年齢=彼女いない歴だからね~」
「ほんとコミュ障でさ、女の子と話すと緊張しちゃうんだよね~」
「彼女がいたら楽しいかもしれないけど、もう半分以上諦めちゃってるよね」
「結婚してる友達も多いけど、実はそこまで羨ましくもないんだよね」
などと言いたいことはたくさん出てきます。


このように、人は自分のことを話したい気持ちを持っていますので、質問をすることで相手のその欲求を満たしてあげることにも繋がります。

そうすると相手は
(この人と話してると楽しい)
と思ってくれるかもしれません。


タブーなことなんてほとんどありません。

聞いてはいけないという自制心を乗り越える勇気というのは、コミュ障を改善していくうえで非常に重要です。

まとめ

以上、
「質問をするという一つのことだけ意識しておく」
という話と
「聞かれて困るタブーなことなんてほとんど無いから勇気を出して聞いてみる」
というお話でした。


前回の記事の内容も含めてまとめると、
「人と出会う前からうまくやろうと意気込まない」
と同時に
「『質問をする』ということだけ頭の片隅に置いて臨む」
ということになります。


長くなりましたので一回区切りますが、次回の記事ではこの「質問」のコツについてもう少し掘り下げてお話していきたいと思います。

>>上手な質問の仕方のコツとは?「何故」より「〇〇」が効果的!